SELFIE S5 の部屋

パイオニアのミニミニコンポ・SELFIE S5 についていろいろ書いてます

SELFIE S5の魅力とは

f:id:aoiyamani:20180310231932j:plain

ずっと惹かれ続けてきたSELFIE S5。いったい、そのどこに魅力を感じたのか。ずばりそれは…。

 

今も昔も、それはデザイン

S5の魅力。それはひとことで言ってデザインの良さに尽きます。カッコいい。美しい。ただそれだけに魅力を感じてきました。現役(つまり実用的なオーディオ機器)として所有していたときも、そして現在のように観賞用として所有するときも、理由は全く同じです。ぜひ欲しいと思わせるデザイン。手に入れればうれしいと思わせるデザイン、それがS5の良さです。

 

美しさの理由

1)良い意味で、「差別化」をしなくて良いデザイン

S5はS3とともに、SELFIEシリーズのデビュー機です。もちろん、工業デザインというものは、後から良くなる場合も多いでしょう。ただ、往々にして過去のモデルとの差別化を図るために、初期のデザインの良さが崩される場合があります。S5以外のモデルのSELFIEファンの方には申し訳ありませんが、私はやはりS5が初期型にしてベストと感じています。例えばスピーカーおよびスピーカーのカバー(ネット)、イコライザーのダイヤル部分のデザインなどは、S5はとてもシンプルで、それが全体の美しさに貢献していると思います。

 

2)正面パネルの質感

S5本体の筐体は基本的に金属ですが、正面のパネル部分は違います。プラスチック…でしょうか、要は金属ではないものを、塗装によって金属ぽくしているのです。このパネルの質感がとても良い。マット仕上げ(ツヤ消し)のように地味すぎず、かといってケバケバしさのない表面処理。また、金属でないのでサビが生じず、経年による劣化もほとんど感じられません。この劣化がない、という点は、今回十数年ぶりに手に入れ、特に感心したところです。

 

3)曲線を取り入れたデザイン

以前所有していたときにはあまり意識していなかったのですが、S5には、曲線的なデザインが巧みに施されています。コンポといえば、多くの人は四角(長方形)が整然と並んだデザインを思い浮かべると思います。S5も正面から見るとそうです。ただ、上から見ると違います。左右スピーカーと本体で、曲線(おそらく円弧だと思います)が描かれます。これがまた、カッコよさを生み出しているのです。私も以前からS5のスピーカーは「台形」だとは思っていたのですが、それはスピーカーにデザイン上、後退角をもたせるもの程度と捉えていました。 が、そうではなくて、コンポ全体として円弧を描くためのデザインだったと、今頃になって気づいた次第です。 

 

4)その他

S5に限ったことではないでしょうが、上記以外にも美しさを追求するため、隅々まで配慮されています。例えば、スピーカースタンドの高さと、カセットデッキの操作部の高さは揃えられています。過去の記事で述べた通り、メーカーが想定する本来の重ね順(縦積み)では、カセットデッキは最下部となります。実際にそのように置くと、スピーカースタンドの上部線とカセットデッキの操作部の上部線は、横一直線につながります。う~ん、そうしてみると、やっぱりスピーカースタンドは必ず手に入れましょう! そしてメーカーが想定する積み方を、私も推奨したいと思います!