SELFIE S5 の部屋

パイオニアのミニミニコンポ・SELFIE S5 についていろいろ書いてます

2台目を買ってしまった…

新たなS5を入手!

SELFIE S5をオークションで手に入れて数ヶ月。ついに、2台目となるS5(本体のみ)を買ってしまいました! 実際に購入したのはしばらく前なのですが、記事にするのが遅くなりました。新たに買った理由は…。いろいろとあるのですが、ひとことで言うとS5への愛がさらに深まったから(?)。

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2台目を購入して気づいたこ

本当に勉強になります。いや、別に勉強するために買ったわけではないんですけどね。とにかく、2台並べてみて、同じ機種でも、個体によって違いがあることが多々。S5はこうだと決めていたものが、実はそうとも限らなかったり、あるいは、両者の異なる点から新たな疑問が浮かんだり。ひとまず気づいたことは、以下のような感じです。

 

1)色が違う

これは地味に衝撃的でした。この写真でもわかりますが、左側が1台目、右側が今回新たに買った2台目です。2台目の方が、少し黒みが少ない…。早くいえば、銀色っぽいです。ただし写真は光の当たり具合というか、カメラの写り具合で、右側の方がかなり銀色に近く見えますが、実際はもう少し黒みがあります。

 

色が違うのは本体だけではなく、各機材のメーカーロゴ(PIONEER)も、くすんだ銀色気味。同じくアンプ右上の「private SELFIE」も、色落ちしたような灰色の感じ。さらに付属のリモコンも「S5」の文字が、ほぼ同じ色合いです。また、【CD DIRECT】のランプも色が違い、無点灯でも少し緑がかった色が付いています(写真右側の消灯しているランプと同じ)。

 

さてこれをどう考えるか。一つは、作られた時期や、場所(例えばOEM品だったとして、供給元のメーカー)が違うからか。最初は、かなりそこを疑ったのですが、一つ大きな問題が。それは何かというと、背面を見ると、なんと製造記号が機材で異なっているのです! 具体的には、アンプがKC-で始まるのに対し、それ以外の機材は全てKB-で始まります。これまで約数ヶ月間、毎日オークションサイトをチェックしてきた私でも、機材によって製造記号(最初のアルファベット2文字)が異なるものはありませんでした(ちなみにこのS5も、オークション出品時は、アンプの製造記号を示した写真が無く、現物が届いて初めて気づきました)。さあ、そうなると…。

 

今のところ、私の中での有力な仮説は、本体とリモコンが、同じ場所で長期間にわたって陽の当たるところに置かれていた、というものです。その説を補強するものとして、他のオークション写真で、この機材と同じような色味のものが、今まで無かった、ということを挙げたいと思います。ただ…まあ、あくまでも仮説です。確かめようは今のところありません。

 

2)音が違う

考えようによっては当たり前、しかし実際に耳にすると驚くのが、音の違いです。最初の印象は、明らかに1台目の方が、音がいい。電源オン後、10分以上にわたって壮大なハム音を出す個体ですが、それでも低音の響きや音の豊かさは、明らかに2台目よりも上。と思っていたのですが、しかし…。

 

しばらく経つと、その違いはわからなくなってしまいました。少なくとも、1台目の方が明らかに音が良い、とは感じていません。というのも、わりと早く気づいたのが、音の「大きさ」の違い。同じボリュームのポジションでも、1台目の方が音が大きく、2台目の方が小さい。ちなみに、リモコンで操作した場合(この手の機材は、1台のリモコンで同時に操作できます。というか、操作されてしまいます)、明らかにボリュームの動きに差が生じます。こうした違いは、そもそも製造時から違うのか、あるいは経年による変化なのか…。

 

結局のところ、音の違いはあるのか無いのか。それを確かめようと、スピーカーセレクターを買ってしまいました。商品名は「2in ⇔ 4out スピーカーセレクター / スイッチャー ※プッシュ式ターミナルタイプ」(amazonでの表記)。安かったでが、目的通りに使えました。本来は複数のスピーカーを選択するのが主たる役割なのでしょうが、私の場合は、アンプのセレクター(スピーカーは1台目のS5のものを共用)として、両者を比較する目的で購入しました。写真の上に乗っているのがそれです。おかげで、いちいちスピーカーケーブルを付け替えることなく、2つの機材を比べられるようになりました。

 

そうして使ってみた結論としては…やはり「違いがよくわからない」。なんだそれは、という感じですが、自分にとって有益だったのは、「必ずしも1台目の方が良いとは限らない」といことが確かめられたことです。結論としては、2台目も、1台目よりも少しだけ大きめにボリューム操作すれば、同じように良い音が得られる…ということに、私の中では落ち着きました。