SELFIE S5 の重ね方
ネットオークションで手に入れた(自分にとっては2代目)SELFIE S5。送られてきた段ボール箱から取り出し、まず考えたのが重ねる順番。どの順番が正しいのか? もとより、その自由度の高さこそ「コンポ」の特徴で、これが「正しい」というのは無いでしょう。私自身、以前保有した時は、それこそ好きなようにあれこれ組み替えていたものです。しかし、やはりメーカーが想定した本来の、というか標準的な組み方があるのではないかと思いました。取扱説明書には記載しているのかもしれませんが、ほぼジャンク品だったので、それは手元にはなく、自分で調べることにしました。
アンプ、イコライザー、チューナー、CD、カセットの順
この写真にある通りが、おそらくメーカーが想定した標準的な積み方だと思います。そう考えた根拠は以下の通りです。
1)登場時のCM映像
今は便利な時代で、当時のCMを確認することができます。YouTubeに上げている人がいるんですね。映像では最初、縦一列に並んでいるコンポが上下二組(アンプ・イコライザー・チューナー群とCD・カセット群)に分かれ、上部の組が画面右にスライドしたあと、下降します。ということで、最初の縦積みの映像から上記のように判断します。
2)背面のフラットケーブルの長さ
アンプに接続するフラットケーブル(色の付いた平型のケーブル)は、各機材ごとで長さが違います。短い順に、イコライザー、チューナー、カセットです(CDのフラットケーブルはチューナーに接続)。レイアウトフリーが売りとはいえ、設計段階で、標準的な積み上げ順が想定されていると判断できます。ただし、これだけでは、「どれが一番上か?」「カセットとCDの順番は?」という問題が残ります。となると、順番を確定するためには、やはり上記の映像資料のようなものが必要になるわけです。ちなみに、一番上には、機構上最も発熱しやすいアンプが来るはず、とも考えましたが、調べてみると必ずしもコンポの最上部はアンプとは限らないんですね。
おおざっぱに高さを計測してみると
積み方といえば、横基調でキレイに置けるのもS5の特徴。とはいえ、どのような組合せでもOKかというとそうでもありません。S5の各機材の高さを、非常におおざっぱですが測ってみました。
・ステレオアンプ A-P700 82.5mm
・イコライザー GR-P700 57.5mm
・チューナー F-P700 57.5mm
・CDプレーヤー PD-P700 82.5mm
・カセットデッキ CT-700WR 115.0mm
で、トータルの高さが396mm。
ちなみに、これも非常におおざっぱですが整数比で示すと
上から4:3:3:4:6ぐらいです。
こうしてみると、縦基調でも横基調でも理屈上は120通り(5×4×3×2×1)の並べ方がありますが、フラットケーブルの長さや、並べたときの見栄え(高さが揃うかどうか)を考えると、実際に可能な組合せはもっと限られそうです。ちなみに横基調(2群で上端がフラット)の組合せの場合は、48通りになりますか。48通り…それでも結構多いですね。少なくとも、一人で使う分には十分すぎるほど多様、と言えそうです。