SELFIE S5 の部屋

パイオニアのミニミニコンポ・SELFIE S5 についていろいろ書いてます

SELFIE S5の正面画像~カセットデッキ(CT-P700WR)編

正面画像シリーズ、いよいよ最後になりました。ここでお知らせですが、このところ、ほぼ毎日更新してきたこのブログですが、これから仕事が忙しくなりそうで、この記事以降はしばらく更新をお休みします。

 

全体画像

f:id:aoiyamani:20180322224143j:plain

SELFIE S5カセットデッキ部、CT-P700WRでございます。このコンポの構成機材で最も大きい(高い)のがこれです。一番下に置くと、やはり安定感が感じられます。

 

さて、ミニコンポの黄金期に突如あらわれ、後に本家のミニコンポに勝るほどの勢いをみせた「ミニミニコンポ」。PIONEERでは、このS5が最初となります。そのミニミニコンポの共通の外見的特徴といえるのが、このカセットデッキ部。2つのカセット(デッキ)が隙間なく並んだのがミニミニコンポ。カセット間に、スペースがあるのが、ミニコンポ。この部分に、ミニミニコンポのコンパクトさがよくあらわれ、そしてそこが私としては、とても格好良く感じました。今もそうです。

 

左側

f:id:aoiyamani:20180322225557j:plain

【PIONEER】メーカーロゴ。

【STEREO DOUBLE CASETTE TAPE DECK CT-P700WR】この機材の正式名称。CTはカセットテープでしょう。前回CDプレーヤーが「PD」なのは? ということを書きましたが、もしかしたらカセットと紛らわしくなるのでCを避けた…? いやこれも根拠がありません。憶測です。それはさておき、S5共通の型番号P700に続く「WR」。「ダブルリバース」で間違いないでしょう。

 

【EJECT】押すと、フタがゆっくりと開きます。閉じる時はもちろん、フタを直接手で押します。

 

【PLAY】CDその他、現代のプレーヤーと大きく違うところ。向きの違うボタンが2つ。いわゆるカセットテープの表(A面)と裏(B面)を、カセットデッキから取り出すことなく、それぞれ再生できる仕組みです。この時代(1990年代初頭)には、かなり普及していたシステムと記憶しています。【STOP】はわかりますね。【FAST】は早送り。「頭出し」は…できないタイプか(CD同様、これも自機では確かめられません)。なお、この写真側(左側)のカセットデッキは再生専用で、録音機能はありません。

 

DOLBY NR】ドルビー・ノイズリダクション。う~ん、懐かしい。といいつつも、今でも(2018年)、映画館やその他の音響シーンで多く目にします。ノイズを低減する機能です。

 

【SYNCHRO COPY】これも記憶に頼ることになりますが…。テープからテープへコピー(当時はダビングという言い方が一般的)するためのものだったと思います。【NORMAL】【HIGH】でコピーする速さが異なります。【NORMAL】は等速、【HIGH】はそれより早くですが、何倍かは不明。そう、昔は音源をコピーするのに、実時間がかかっていたんですね。どんなに速くてもその半分(いわゆる倍速ダビング)はかかります。パソコンやスマホなどでの音楽データ移動は一瞬ですが。

 

【REVERSE MODE】録音では、片面(で終わる)か、リバースして両面で録音するかの選択。再生では、同じく片面のみか、表、裏、表…と繰り返し再生するかの選択。

 

右側

f:id:aoiyamani:20180322233020j:plain

【ASES】…何の略かわかりません。ただ、CDからカセット録音するための機能で間違いないようです。『無線と実験』の記事から引用すると、「フェードエディットやディスコエディットによる2モードのCDコピーと編集機能」とあります。【FADE】【DISCO】のボタンが、それに関わるのでしょう。ただ、それぞれがどういう形で録音に反映されるかは、(多少想像がつくものの自信が無いので)わかりません。

 

【REC】【MUTE】録音とミュートボタン。ミュートは、他社のデッキの説明を参考にすると「無音部分を作る」ためのもの、らしいです。不要部分を無音化する場合などに使うと。

 

【PAUSE】は一時停止。録音する時に使用。ラジオで流れる音楽を、タイミングよく録音開始する際などに重宝します。…という説明でよかったと思う。

 

【STOP】【PLAY】【FAST】【EJECT】は左側と同じなので省略します。

 

以上でコメントは終了。あらためての感想は、壊れているCDプレーヤー(PDーP700)は、時々「直らないかな」と考える時がありますが、カセットデッキについては、さすがにそれはないですね…ということ。あまりにもその後の録音・再生技術は変わりました。まさに隔世の感あり、ですね。