SELFIE S5 の部屋

パイオニアのミニミニコンポ・SELFIE S5 についていろいろ書いてます

SELFIE S5の今どきの使い方(個人の例です)

結局、使ってしまっている…

SELFIE S5をネットオークションで入手して約2ヵ月が経ちました。当ブログで再々書いていますが、実動を期待せず「観賞用」として買ったつもりが…。購入のアドバイスの記事も、ジャンク品を前提として書きながら…。すみません、この記事を書いている今も、バリバリ稼働中。お気に入りの音楽をかけながらキーボードをたたいています。

 

あらためて問題点の整理

現在私が保有しているS5は、もちろん完動品ではありません。次の点で問題点を抱えています。1)CDプレーヤーが読み込まない 2)カセットデッキ「DECKⅡ」が全く使用不能(録音・再生ともできず) 3)電源投入後、盛大なハム音が10分以上鳴り続ける。ヘッドホン接続の場合も同じ 4)同じく電源投入後、毎回ではないがリレーがバチバチ音を立てる 以上です。

 

対処その1・携帯音楽プレーヤーを外部入力に接続

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まず、上記1)と2)の対処。これは自分の中では極めて早く解決しました。CDの代わりとして、最近使用していなかった携帯音楽プレーヤーを接続しています。最初はスマホをケーブル(ステレオミニプラグと赤白のケーブル)でつなごうとしたのですが、やはり入力レベルの調整がいちいち面倒。そこで持ち出したのが、最近使用していなかった携帯音楽プレーヤー。ソニーウォークマンです。型番はNW-S644。もう10年近く前の製品ですか。調べてみると発売は2009年10月ですね。出先で音楽を聴くのがスマホに代わってから全く使っていなかったのですが、捨てたり売ったりしなくてよかったです。このモデル、音声・映像出力とUSB接続を兼ねた専用のケーブル(WMC-NWV10)があって、それも昔、買っていたのです。これが大活躍。要はラインレベルで一定した音量が出力されます。

 

ただし、S5のチューナーや、他の機器(試しにポータブルDVDプレーヤーを接続)の場合と比べて、出力レベルが少し低いのが難点。簡単に言えば、音が小さいということです。それと、当然ながらS5のリモコンで操作できず。最近、リモコンをよく使うようになると、それが操作できないことに軽いストレスを感じることも。ぜいたくなものです。

 

それ以外は全く不満は無し。メモリー型プレーヤーの利点はいちいち書きませんが、自分としては、静音なのが何より。パソコン音源(実際にそれもS5に接続してます)と比べると、その利点は特に大きく感じます。

 

対処その2・電源を入れて放置

さて、より大きな問題は3)と4)。これにはずいぶん悩みました。まず、修理するかどうか、いやそれ以前に、そもそもできるかどうか。けっこう自分なりに調べた上で、最終的に私の出した結論は、「お金や労力を考えると、そこまですることはない」でした。で、これも調べるうちに知ったことですが、自機のようなケースでは、一つの対処方法として、電源をひたすら入れ続けること、というのがありました。これをやってみました。

 

基本は、夜から朝までの一晩。ずっと通電したまま。どれくらい続けたでしょうか、1週間くらいから、電源投入後にリレーがバチバチ音を立てるのは、ほぼ解消 。ただ、それでも思い出したように不機嫌になるときがあって、その時は家人が飛んできます。ちなみにそういう時は、スピーカー線を外して、リレーに好きにバチバチさせる。それが収まってから、一旦電源を切り、スピーカーをつないで再度電源投入です。

 

もう一つの症状の盛大なハム音ですが、これについては通電放置作戦の効果が…正直、あるようなないような、よくわかりません。買った当初は約20分ほどかかっていましたが、最近は15分ほどのような気がします。が、正確には計っていません。ただ、この問題については、自分なりに解決策を見いだしました。それは何かというと、ハム音が収まるまで「他のことをする」です。最近の使い方では、仕事から帰宅後、まず自室のS5の電源を入れる。着替える。部屋のドアをしっかり締めて、リビングで夕食。その後自室に戻れば、まあ、だいたいこれだけでハム音はなくなっています。なんとも簡単といえば簡単、妥協といえば妥協ですが、この流れで最近はずっといい感じでS5とつきあえています。

 

そもそもなぜ使おうと思ったか

以上、私なりの使い方を挙げてみましたが、そもそもなぜ「観賞用」のはずであったS5を、あれこれ工夫しながらも実動させることにしたのか。これを最初に書くべきだったかもしれません。理由はシンプル。やはり「音が良かったから」。音の広がり、豊かさ、適度な低音(ちなみに「P.BASS」はOFF、イコライザはノーマル設定)等、それまでのオーディオ環境より、優れたところが多かったからです。加えていうと、そうはいいながらも、けっして遠くないうちに私のS5も寿命を迎え、完全に沈黙する時が来るでしょう。であればこそ、鳴るうちに、使えるうちに、使っていたい、使ってあげたい、という思いもあります。ということで、私のS5くん、これからもよろしく!