SELFIE S5 の部屋

パイオニアのミニミニコンポ・SELFIE S5 についていろいろ書いてます

ふたたび地元の図書館へ

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SELFIEのS5以外の情報も集めたくなった私。しかし、S5と同様、やはりネット上の情報は少なし。それならばと、再び地元で一番大きい公共図書館に行ってきました。お目当ては『無線と実験』。というか、記事が掲載されていそうで、図書館が所蔵しているのはそれしかありません。が、前の記事で述べた通り、S5については、短いながらも充実した紹介記事を見つけて大満足。それならば、きっと他のモデルの記事もあるだろうと期待を持って訪問したのですが…。

 

無線と実験』にS70・S50・S90の紹介記事なし

結論から言うと、該当雑誌の1990年4月~1991年3月号まで、12ヶ月分探しましたが、S70(90年9月販売開始。以下同じ)、S50・S90(90年10月)のいずれも「新製品ニュース」のコーナーに紹介記事は見つけられませんでした。S30(91年1月)も無しです。

 

縮小するミニコンポ記事

実際に『無線と実験』を十数冊通して読むと、この雑誌は他のオーディオ専門誌と同じように、いわゆる単品コンポが中心で、ミニコンポは傍流というか、扱いはあくまで…何というのでしょう、対象外はいいすぎにしても、関心の外、という感じがします。S5の掲載は90年3月号。そのあとも数ヶ月は、他社のミニミニコンポの紹介があります。しかし、90年の年末近くになると、ミニコンポ、ミニミニコンポとも紹介記事は全くなくなります。その頃は、いよいよ本格的なミニミニコンポブームが来ているはずなのに…。ちなみに、その間、ポータブルのDATレコーダーやCDプレーヤー、カセットテープなどの紹介はずっと続いています。もしかしたら、それ以降の年では扱いが変わっているのかもしれませんが、私が読んだ範囲では、明らかに1990年の後半からミニコンポ・ミニミニコンポとも扱いは縮小されている印象です(編集部の方、間違っていたらごめんなさい)。

 

それと、記事の書き方にも特徴が。ミニコンポやミニミニコンポが売れ行き好調であることについて触れた記事では、「他人ごと感」が全開。”今、世の中ではこんなのが(ミニコンポのたぐい)売れているらしいが”というような感じです。らしいも何も、業界にいたら、そうしたことは真っ先にわかっているでしょう!…とツッコみたくなります。が、まあそれはとやかくいうべきものではないです。雑誌のスタンスの違いというものでしょう。

 

S5は貴重な記事だった

こうして調べてみると、SELFIEのSシリーズ(他のシリーズは未確認)では、S5の記事が最初にして唯一だったわけで、非常に貴重な記事ということになりますね。いろいろと書いてしまいましたが、やはり私は『無線と実験』のありがたさを忘れません!